やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パラオ大統領選ーレメンゲサウ大統領リードを譲る!

パラオ大統領選、もう一つニュースがありました。

アマルティア・センの会議で忘れていたようです。

パラオの地元メディアPacific Noteの記事。

"Surangel Jr Leads in New Online Poll"

September 1, 2016

Bernadette Carreon

http://www.pacificnote.com/#!Surangel-Jr-Leads-in-New-Online-Poll/cjds/57c849894730e9b961c73622

8月17日に開催されたメディア公開討論会の後のアンケート結果。

47人の回答中、21人がスランゲル候補者を支持。

レメンゲサウ大統領は16人と2位に。

サンドラ候補者は7人。ベルズ候補者はゼロとの結果になった。

回答者の内訳だが少なくとも18名がパラオ在住、20名が米国在住、残りがグアムかサイパン(グアム、サイパンって米領じゃないの?)

レメンゲサウ大統領形勢不利?

噂が色々入って来るのだが、すごい勢いでお金がばらまかれるらしい。

特にレメンゲサウ大統領とスランゲル候補者は、親戚。レ大統領の妹がスランゲルの奥さん。

すなわち、「同じ穴の狢」のはず。

両者とも怪しいビジネスと関係しているとの噂だし、ODA等で入ってくる工事はスランゲルの会社が一手に受託しているのだそうだ。

どちらが選ばれても、パラオの未来には課題が残る、のでは?