やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2020パラオ大統領選挙中間選挙最終結果

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下記の通り開票率50%で、リードしていたスランゲル・ジュニア。最終結果が出た。
スランゲル候補3546票(2位との票差1562票)
オイロー候補 1984票
トリビオン候補1145票
シード候補 983票
 
<最終結果>
スランゲル候補4237票(2位との票差1709票)
オイロー候補 2528票
トリビオン候補1257票
シード候補 1089票

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9月22日に投票のあった中間選挙。不在者票の結果を待って29日に最終結果が出た。
開票50%でリードしていたスランゲル・ジュニアがさらに2位のオイローを大きく引き離し(票差が1562から1709へ)4237票を獲得。
パラオ国民の中共マネーに対する勝利と言ってもよいであろう。オイロー候補にはチャイナマネーがたっぷり渡されているとの噂は私のところまで届いていた。さらに今回の選挙の争点、レメンゲサウ政権の海洋保護区に対する完璧な「ノー」の国民の声だ。
 
第3、4位のトリビオン、シード票が全てオイローに流れるなんてことがない限り、スランゲル政権は確実のはず。しかし敵は中共政府と三合会だ。どういう手が出されるかわからない。油断大敵。
早速エスパー国防長官に報告しておきました!
過去の選挙結果をここにまとめてある。