ちょっとイエロージャーナリズムを見習って挑発的タイトルにしてみました!
しかし、挑発ではないかもしれない。
先日ご紹介したCleo Paskal女史の「トンガの中国人殺し屋」の記事をきっかけにこのパスカル女史と情報交換をしており、昨日出たての記事を送ってもらった。
A French Pivot to Asia?
By Cleo Paskal May 01, 2017
http://thediplomat.com/2017/05/a-french-pivot-to-asia/
正直、ショックだった。中国が仏領ポリネシアまで進出しているとは知らなかった。
一気に読んでしまった。
中国が仏領ポリネシアを欲しがる理由は非常にオープンだという。中国から南米への航路の中間点にある仏領ポリネシアはまさに補給基地として打ってつけ。既に中国人観光客や投資の誘致、ビザ緩和、直行便就航、中国海軍の寄港が開始している、という。
その中でも注目されるのが1.5ビリオン米ドルの養殖事業。
フランス政府が核実験を行うために開発したHao Atollで行われるという。ここには仏軍が作った滑走路もある。中国から続々と物資がこのハオ環礁に持ち込まれているというが、その中身はなんなのか?
パスカル女史は、安倍総理がセキュリティダイアモンド構想でも触れている英国、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドとの五カ国防衛取極めの枠組みに、フランス、中国、そして米国がどのように当該地域戦略に絡んで来るか、分析しようとしている。
豪仏は潜水艦始めさまざまな協力が進んでおり、2016年には豪仏軍の協力で両領域から合計1100キログラムのコカインを摘発した。FFAが主催する違法操業取締オペレーションは米豪NZ仏の4カ国協力の枠組。FRANZという仏豪NZの協力枠組みもある。
日本は問題外!ですね。あーあ。