やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

安全保障と情報通信ーカナダ、サイパンの動き

カナダ政府が、米国国防省も台湾軍も使用する、衛星会社を中国に売り渡すことを許可したと言うニュース。勿論米国が激しく批難。

U.S. rebukes Canada over Chinese takeover of Norsat

https://www.theglobeandmail.com/news/politics/us-rebukes-canada-over-chinese-takeover-of-norsat/article35294914/

そして、サイパンにグアムからの海底ケーブルが施設され、陸のインフラも整備されるというニュース。こちらは日本のdocomoの事業。

通信は安全保障の基本のキ!docomoNECに期待したい!

ついでに昨年からサイパンで中国が毎月何千億円も、カジノと称したマネーロンダリングをやっているのも見張って欲しい。

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Docomo Pacific announces Atisa submarine cable system ready for service

15 Jun 2017

http://www.mvariety.com/cnmi/cnmi-news/local/96067-docomo-pacific-announces-atisa-submarine-cable-system-ready-for-service

追記:それにしてもインタ−ネットの米国一国支配を打ち砕いた、日本の元郵政省官僚、元ITU事務総長だった内海さんの功罪は大きい、と思う。米国は激しく内海氏を批難していると、これも元郵政官僚から伺ったが、そうであろう。