やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

運命の人が国務大臣に

このブログにも何度か登場いただいているパラオのビリー・クアルテイ牧師。

文部大臣、大統領補佐官等々の要職に就かれ、独立後のパラオを支えてきた一人である。

いよいよ、レメンゲサウ政権の国務大臣に任命された。

議会の承認を待ってとなるが、反対する声はない、という。

Palau Compact Chief Negotiator Nominated As State Minister

OceaniaTVne

ミクロネシア海上保安事業が立ち上がった大きなきっかけがこの方。

以前「運命の人」で紹介させていただいた。

http://blog.canpan.info/yashinomi/archive/385

1月に立ち上がったレメンゲサウ政権。重要な閣僚ポジションがなかなか決まらなかった。国務大臣、教育大臣。

国家の命運をかけた米国との自由連合協定の交渉だけビリー・クアルテイ氏が引き受けていた。

しかし、状況が彼を許さなかったのであろう。

色々と知っているので素直に喜べない。

個人的な気持ちはクアルテイ牧師の娘さんといっしょ、だと思う。