やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ケリーのお父さん

娘の友人のお母さんとお茶をした。

文化の違いを色々話している最中に、

「ねえ、日本では友達の親をどう呼ぶの?」

「んんん、ケリーちゃんのお父さん、とか、ナオミちゃんのお母さん、とか。苗字か名前を親は呼ぶけど、子供は呼ばない、と思う。」

こういう事はいざ聞かれると自信がない。

白人社会で大人から、リエコ、リエコ、と呼ばれるのもなんかムズムズするが、ガキからリエコ、リエコと呼ばれと大分慣れたとはいえ、反射的にむっとしてしまう。

白人社会も一昔前は友達の親をファーストネームでは呼ばなかったようで、ミセス・ケネディ、とかミスター・チャーチル、と呼ばせていたらしい。

で、なんで娘の友人のお母さんがこんな質問を私にしたか、というと、我が家の娘が御邪魔した際に「ケリーちゃんのお父さん、すみませんが。。」と話しかけるようで、これに違和感を感じたお父さんが「リエコの娘、わかったよ。。」と返しておちょくっているのだそうだ。

日常の何気ない文化の違い、意識すると面白い。