11月1日のパラオ大統領選。相変わらずリーク情報が飛び交わっている。
その中でも気になるのが、台湾漁船の違法操業を大統領の指示で見逃している、というリーク情報だ。
早速地元メディアに聞いてみた。
メディア「そんな話聞いてないわ。誰から聞いたの?」
当方「Facebookで見たんだけど。」
メディア「SNSなんて信用しちゃダメよ。」
当方「だから裏を取ってるんだけど。」
メディア「それはわかるけど、メディアがニュースしなければニュースにはならないのよ。」
つまりメディアが情報を操作している、と言う事だ。
地元メディアは全てレメンゲサウ大統領に抑えられている、という情報も飛び交わっている。
話は変わって、インターネットギャンブルが合法である事はわかったが、パラオ政府がライセンスを発行している、Paragon Investments International Incorporated とパラオアルペシンアホテルの情報がウェッブサーチしても出て来ない。
それどころか、日本で言う会計検査院のトップから照会のメールをいただき、Paragon Investments International Incorporated について知っている事を教えて欲しいというこだった。それだけではない。現在パラオで蠢いている日本人が関連する金融活動を聞かれた。
さらにリーク情報の中で気になるのが、シンガポールのGT DollarというIT産業及投資会社とレメンゲサウ大統領の関係だ。この会社自体がなんとなく怪しいのだが、レメンゲサウ大統領の選挙運動で、GT社の携帯電話が無料で市民に配られているというこれもリーク情報が流れている。
7月に同社のトップがパラオを訪れ、パラオ政府と最大US$ 1 billion、約1千億円を、持続可能な観光開発、銀行金融サービス、電話ITインフラ、保険ビジネス、不動産ホテル開発の5つの分野に投資する、というMOUを締結したという。
こんな話は太平洋島嶼国どこにもゴロゴロ転がっているのだが、日本のパラオ支援が本格化する中で見逃す訳にはいかなくなっている、ように思う。
Dr Paul Zhang Led GT Smart-City Delegation To The Republic of Palau, Official Invitation By President Tommy Remengesau
http://www.ecommercesg.org/?p=793
レメンゲサウ大統領とその周辺には前科があるのだ。台湾の陳総督と組んだ40億円位のマネーロンダリングである。ここはオールジャパンでパラオ情報を共有させていただきたい。
Taiwan investigates allegations of Palau money laundering
3 January 2012