やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

水産庁取締船、米国沿岸警備隊とパラオEEZ監視活動

前回取り上げたパラオの違法操業取締は、日本の水産庁取締船「みはま」の成果であった。

下記の画像を見て始めて知った。

米国沿岸警備と、豪州が供与したパラオの監視船、そして水産庁の監視船みはまが共同でパラオEEZ監視活動を実施。

下記Facebookの映像一番左、一番大きい船が水産庁取締船「みはま」です。

この水産庁取締船派遣は、水産庁の宮原元次長と神谷元参事官に頼まれて、私がただ働きで立ち上げを支援したのに、水産庁はその後何も報告してこないだけでなく、水産資源管理部の赤塚課長補佐によれば、これ以上水産庁の負担が増えても手に負えないので、監視活動は一切公にしないと外務省と一致したのだそうである。フーン。。

前回の島サミットの合意事項で違法操業取締が上がっているのに、日本政府は何もしていないのだからこの水産庁の監視船パラオ派遣はもっと力を入れて宣伝し、拡大した方がいいのではないだろうか? と既に海洋議連で提案してきました。

水産庁ガンバレ! 官邸から今に号令がかかる(かもしれない)ぞ!