やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

フィジーと中国の闇の奥

2ヶ月前、中国の警察がフィジーに来て、77人のインターネット犯罪者を連れて帰った件。

ABCニュースが新たな事実を取材。

連れ去られた中国人の多くが10代の女性だったとの証言。組織的セックスワーカー犯罪の可能性が。

現地のジャーナリストや知人たちの証言を集めると、次はサモア(人口10万だが400人の売春婦がいるとのニュースが最近ながれた)、そしてパプアニューギニアも同じであると。

問題は現地の法執行機関自体が犯罪に加担している事が挙げられている。

しかも、中国警察こそ地元の汚職、犯罪の要因ともなっておりわざわざフィジーまで来るのがおかしい、との意見も。

そして、何よりもこの事件の後、どのメディアもこの件を取り上げていない。このABCのニュースがあった後でさえ。

Fiji silenced part 1: China's secret mission exposed on Sunday Extra: Background Briefing

Sunday 8th October

http://radio.abc.net.au/programitem/pga6bE8ogG?play=true

Chinese policing on show

GRAEME SMITH

5 OCTOBER 2017

http://insidestory.org.au/chinese-policing-on-show/

2つ目のニュースも衝撃的だった。

まあ、どこまでが本当かどうか?反体制勢力は何を使ってでも敵を叩こうとする。

フィジー政府の外交が米国ワシントンDCに本部がある広告会社Qorvisに全て差配されている事。外務省の職員は全く無視されている事が明らかにされた。

来月のCOP23でさえQorvisが全て手配しているのだそうだ。

Fiji silenced part 2: Controlling the message on Sunday Extra: Background Briefing

Sunday 15th October

http://radio.abc.net.au/programitem/pgLGMJao36?play=true

Claims international public relations firm 'calls all the shots' for Fijian Government

http://www.abc.net.au/news/2017-10-13/pr-firm-qorvis-calls-all-the-shots-for-fijian-government/9043554?pfmredir=sm