やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

インド太平洋軍が関知しない河野防衛大臣の決意

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 河野防衛大臣、外相の頃からツイッターをフォローしている。

 先日のミクロネシア連邦大統領との写真入りツイッター。誰もこの驚愕なツイッターの意味を理解できないであろう。

 なんと、米国の戦略的地域である、即ち米国の安全保障管理下にあるミクロネシア連邦の安全保障を日本が支援すると、防衛大臣が宣言したのである。

 スゴイ。凄すぎる。嬉しい。感動。河野大臣抱きしめてキスしたいくらい感激。2008年、ミクロネシア海上保安事業を一人で立上げて10年。まさかこんな日が来るとは想像もしていなかった。

 

 当然、防衛省、河野大臣、米国のインド太平洋軍や国防相と詰めているんだろう。そこまで日本政府やっていたのか!そうでなければこんな過激な発言をツイッターという公共の場でできない!

 丁度インド太平洋軍との会議があったので、「え?大統領今日本にいて、河野防衛大臣がツイッターで高々と、宣言してますが。知らないの?」

 直ぐにツイッターのコピー送りました。

 

 お〜い、防衛省大丈夫か?応援してるからな。

 米国はこの地域を日本から獲得するためにあの戦争を始めたのだ。(実はそんな事忘れているみたいだけど。忘れたせいで中国に乗っ取られそうになっているし。)多くの若者の命を犠牲にして獲得したミクロネシア地域に旧敵国の日本が勝手に安全保障支援すると言っちゃったら日米同盟おしまいです。至急米国国防省に今回のパラオ・ミクロネシア連邦大統領との会談を報告すべし!

 その際、「米国が締結する自由連合協定が最優先で日本の支援はそれを補助する役割であり、その事が日米同盟を強化する」と言うのですぞ!彼らも悩んでます。日本に助けてほしいのよ。でも面子を潰したらアカンのよ。