(2009.2 執筆)
島嶼国基金は第2次ガイドライン(1999~2008)に沿って、ミクロネシア重視、遠隔教育重点の事業を行ってきました。その中の一つの事業がグアム大学が実施する、「西太平洋における遠隔教育連盟設置」です。
同事業では無線を活用し、各離島へ音声・画像・メールのネットワークを構築。公共の電話回線がまだない離島への唯一の通信手段としてUSCGもこのネットワークを活用し、今までに多くの人々の命を救う機会にもつながったようです。
基金の助成金は、施設機材の購入を認めていませんので、折しも連邦政府から拠出されたバイオテロリズム基金や防災支援資金等を巧みに活用してネットワークを構築維持しています。
固より、事業目的が「教育」であったためUSCGとの協力はあまり気に留めていませんでしたが、この度ミクロネシアのコーストガード事業に関わることになって、改めて本事業の波及効果を確認する機会を得ました。
本件に関連し、グアム大学の事業担当者から、今年2月2日付けMariana Business Journalに掲載されたインタビュー記事が届きましたので添付させていただきます。
(文責:早川理恵子)