マーシャル諸島とパプアニューギニアで海難事故が続けて発生した。
まずはパプアニューギニアの海難事故。
2月2日早朝、通信が途絶えた MV Rabaul Queenが沈没。100名以上の犠牲が出た。 Rabaul Queenはニューブリテン島のキンベと本島のラエを結ぶ定期船。
事故当日は天候不良で高波に襲われ沈没したものとみられている。乗客は350人で240名が救助された。しかし、実際には558人が乗船していたとも考えられ、犠牲者は300人を超えるとの見方もある。同船の乗客数上限は310人である。
Australia Maritime Safety Authorityの連絡を受け、事故近海の6隻の商船が救助に向かった。さらにRoyal Australian Air ForceからP3 Orionを含む7台の飛行機と、3台のヘリコプター、7隻のボートが救助に向かった。
この事故を受けてオニール首相は同国のMaritime Safetyの見直しを緊急に行うと述べている。
Rabaul Queenは2009年約70名の犠牲者を出したトンガのPrincessAshika号と同じく、1983年に作られた日本船。1998年にパプアニューギニアが買い取った。
マーシャル諸島の海難事故は101名が米軍に救われた話である。
2月8日、LibからEbeyに向けて大人90名と子供11名の計101名が乗船した80フィートの 船舶Enin Metoがエンジンの故障で漂流。残ったバッテリーをラジオに回し救助を要請した。
知らせを受けたU.S. Army at Kwajalein (USAKA) は近くに米国沿岸警備の船舶がいないことから軍船Great Bridgeを救助に向かわせた。クワジェリン出航後約2時間後にEnin Metoを発見、全員を無事救助する事ができた。
クワジェリンには米国の迎撃ミサイル基地がある。
Dean Wiley司令官代理はコミュニティの協力で成し得た救助であると述べている。USAKA関係者、Kwajalein Range Services, 気象台, Kwajalein Police Department, Kwajalein Fire Department, the Marine Department, the Coast Guard, そして救助に向かったGreat Bridgeのクルーである。
クワジェリンからLibまでは約30マイル。Enin Metoはイバイから約25マイルの公海で救助された。救助は夜の荒海の中で行われた。
<参照ニュース>
Articles: Great Bridge, crew save 101 stranded on boat near Lib, Marshall Islands
Contributed by YokweOnline on Feb 08, 2012 - 05:54 AM
Parliamentary Secretary for Defence – RAAF AP-3C Orion returns from PNG search and rescue mission、5 February 2012
300 now feared dead in PNG ferry sinking、Radio New Zealand
Updated at 1:45 pm on 11 February 2012