豪・NZ・PNG軍混成チームがパプアニューギニアの不発弾処理
第2位次世界大戦で残された多くの不発弾を処理するため10月18日から11月4日にかけてオーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニアの混成軍隊150名が派遣された。
Operation RENDER SAFE 2011という。
処理作業はパプアニューギニアの東部ニューブリテン島のラバウルで実施される。観光も盛んな同地での不発弾処理は住民の安全と産業の推進にも重要。
ラバウルは第2次世界大戦中は日本軍の拠点であった。『ゲゲゲの鬼太郎』で有名な水木しげるさんはここに出征した。
2009年にはOperation RENDER SAFEはソロモン諸島で不発弾処理にあたっている。
今年6月に実施した米国のキャンベル国務次官補の島嶼国訪問の成果として、やはり第2次世界大戦で置き残してきた不発弾等の処理が支援案に上げられている。
70年近くそのままにされた不発弾で負傷した島の人々も多い。またこの不発弾を利用してリーフで魚を取り、珊瑚礁を破壊したり、事故で腕や命まで失う例もあったと聞く。
パラオのペリリュー島ではイギリスのNGOが不発弾処理に当たり、日本からやっと遺骨収集ができる状態である。これは笹川会長のブログに詳しく書いてある。
処理されているものは多くが日本の爆弾や戦車のはずだ。日本の自衛隊が協力する可能性は議論されていないのであろうか?
(参照ニュース)
Australia: Parliamentary Secretary for Defence Announces Begin of Operation RENDER SAFE
Posted on Oct 18th, 2011
PORT MORESBY, Papua New Guinea (PNG Post-Courier, Oct. 20, 2011)
http://pidp.eastwestcenter.org/pireport/2011/October/10-21-14.htm