やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パラオの不発弾処理

笹川会長がパラオを訪問された2010年11月、日米の激戦地となったペリリュー島訪問に同行させていただく機会を得た。

そこで戦争の遺産である地雷の問題を改めて勉強させていただいた。

笹川会長のブログ ー 「パラオ訪問」その2

http://blog.canpan.info/sasakawa/archive/2766

やしの実通信ー ペリリューに残された不発弾

http://blog.canpan.info/yashinomi/archive/195

パラオ政府の要望に応える形で日本政府も動いた。何より地雷のために遺骨収集も進まない。

2012年日本地雷処理を支援する会がパラオ事務所を設置。

正式な開所は2013年2月26日で、開所後にパラオ某閣僚と事務所を訪ねさせていただいた。

地元の理解を得ながら徐々に活動を展開されているようである。

久しぶりにウェッブを見たら「パラオ報告」というサイトが開設されている。

http://jmas-ngo.jp/ja/?p=11569

最近の活動には広島の高校生の訪問を受け、地雷処理の研修会を開催されたようである。

1999年、ペリリューを訪ねた笹川平和財団の田淵前会長が、二度とあんな無慈悲な戦争をしていけない、という平和学習の島にしたらどうか、と話されていた事を思い出した。