オーストラリア戦略政策研究所副所長ベルギン博士は、豪州の海洋安全保障政策、特に太平洋における政策への影響が大きい。
その博士が数日前に豪仏の海洋安全保障における協力強化について記事を出していた。
France: Australia’s regional partner?
http://www.aspistrategist.org.au/france-australias-regional-partner/
このベルギン博士の記事。下記の部分が重要。
ミクロネシアで海洋安全保障事業を展開する日本(我々の事業の事である)にクアドに参加してもらったらどうか、と提案しているのである。(実際に参加するとしたら、海自、海保、水産庁辺りであろう。)
"For a start, this might include both countries working to include Japan in the QUAD maritime surveillance arrangements: Japan’s been very active in supporting maritime surveillance in Micronesia."
日本が北太平洋のミクロネシアに出て来るだけでもパラノア的反応を示した豪州のこの劇的変化の背景は?
日本の首相の太平洋歴訪、なんて腰を抜かすかもしれない。
12月に会ったFFA幹部によると豪州は既にFFAのオペレーション(クアドで実施)に日本を招く事を提案したが(他にもチリ、とどこか忘れた、を招聘する案)メンバー国から反対があった、とのこと。反対したのはどこだろう?
ここは水産庁の監視船の活躍が期待されるのではないだろうか。