前のブログに取り上げたベルギン博士のインド太平洋パートナーシップを書こうと思って、資料を検索している時に見つけた訃報である。一気に書く気がしなくなって、今日のターンブル首相来日まで滞った理由である。
あのRussell Trood博士が、議員が2017年1月に亡くなられていたのである。享年68歳。
Russell Trood教授こそが1980年代に豪州で初めてインド洋問題を取り上げた方である。
The Indian Ocean: Perspectives on a Strategic Arena (1985)
笹川平和財団のミクロネシア海保事業が開始した際、私から羽生前会長に海洋安全保障の勉強会設置を提案し、委員候補リストも作成した。
その時、私が白羽の矢を立てた方なのだ。
勉強会の豪州側委員になっていただいたけ何度もお会いし、色々なお話をさせていただいた。
ちょうど財団のミクロネシア海保事業が開始した頃、国際政治学者であるRussell Trood教授はクイーンズランド州の自由党国会議員として、すなわち豪州がPacific Patrol Boat Programmeの継続を検討していた時、Senator外交委員会の委員長であられた。
私は、豪州国会議事堂の彼のオフォスに委員依頼を交渉しに尋ねた事を今でも覚えている。勿論二つ返事であった。
ご冥福をお祈りします。
そして今日の安倍・ターンブル会談のインド太平洋戦略の結果もご報告します。
ASPIがTrood議員の記事を掲載している。
In Memoriam: Russell Trood
12 Jan 2017