やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

意外と素直な羽生会長

「がんこなんだよ」

「意外と、がんこ、ですね。。」

ある方の件で、羽生会長との意見が一致した。

<意外と素直な羽生会長>

羽生会長はがんこであろうか?

数年前、

「頭がおかしいと思われるから絶対誰にも言わない方がいい。」

と羽生会長から言われた案件がある。

しかし、同案件を現在ご自身が先頭に立って嬉々として進めている事をご報告いただいた。

羽生会長、意外と素直なのである。

ミクロネシア海上保安事業を立ち上げる際、当時の渡辺昭夫運営委員長と当方で、

「オーストラリアとも事前に話をした方がよい。」

と提案したところ

「オーストラリアなんか気にしないでいい。」

とがんこであった。それが昨日

「オーストラリアにもしっかり話をして来なきゃいけないんだよ。」

との弁。

羽生会長意外と素直。経験値の獲得を意外と素直にされるようなのである。

深谷長官のアドバイス

羽生会長の下で働かせていただいてから8年目を迎える。

当初どのように対応すべきか、羽生会長をよくご存知の元海上保安庁長官深谷氏に内々にアドバイスを求めた事がある。

「まともについて行ったら潰されるから、”できない”、とはっきり言った方良い。」

との事であった。

「違うんです。私が処女のごとく近づいて相手を籠絡したんだから、後はしっかり脱兎の如くやってもらわないと困る、とお願いしたところなんです。」

これ本当の話。

<会長室での吊るし上げ>

実際に潰された人は、結構いるらしい。

どうやって潰されるんだろう?と今でもドキドキしている。

時々会長室で、吊るし上げに喰らう。

「そんな帝国主義植民地主義な事ができると思っているのかッ!」

「で、で、でもそうしないと、中国のカジノがやってきます。。」

キャイ〜ン!結構怖いのだ。

その昔、学生運動で鳴らしたという羽生会長。

閉鎖された個室での吊るし上げは学生運動の名残であろうか、などと想像してしまう。

こんな貴重な体験は滅多にできない!