やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

サイパンの闇の奥ーその2

 

"Tinian Dynasty  米司法省と和解 マネロンルール違反について。ジャンケット活動を注視"

http://casino-ir-japan.com/?p=8377

 

米国司法省にマネロンルール違反で約90億円の制裁金を課せられていた、テニアンのカジノが、情報提供を条件に和解した、というニュース。

和解の制裁金は3億円程度。

 

提供すべき情報はジャンケット(有力賭博客の仲介業者)

ジャンケットとは何者か、何が問題になっているのか?

下記のニュースによると負債を抱えたまま失踪するマカオのジャンケットが問題となっているらしい。

 

マカオ揺るがすジャンケット業者の失踪

http://jp.wsj.com/articles/SB10001424052702303493804579536941596403238

色々疑問が浮かぶ。。

これらのニュースが、習主席の汚職取り取締に関連しているのではないか?即ち中国司法と米国司法の協力関係が背景に?

それからサイパンと言えば、おなじみのタンホールディングスである。そこや米国ロビーストや議員との関係は?

そして今回「米領」のテニアンであったから米司法の手が伸びたが、これがカジノ建設が議論されているヤップ、チュック、パラオであれば、主権という盾が取締を難しくする?逆に現地の司法がどこと手を組むか? という話になるのかもしれない。