前回紹介した、米国の The U.S.-China Economic and Security Review Commission 米中経済・安全保障問題検討委員会 から6月14日に出た太平洋における中国の影響を調査した報告書。11ページにサイパンに関するコラムがある。
CHINA’S ENGAGEMENT IN THE PACIFIC ISLANDS: IMPLICATIONS FOR THE UNITED STATES
サイパンのカジノと中国のマネロンに関しては散々このブログで取り上げて来た。無責任な、というか手抜きか、意図的かわからない朝日の特集記事のことも指摘した。
サイパンの年金破綻が招くカジノ・チャイナマネー
カジノだけではなかった。沖縄海兵隊移転を阻止しているのも中国だ。
マリアナ諸島のテニアンには4,100人の沖縄海兵隊が移転する予定だ。そこに中国資本のリゾートを計画しているという。テニアン湾に40年リースで150億円のカジノリゾート建設計画。海兵隊の基地に重ならないとしても米国防省が懸念を示している。幸い、この事業は地元の規制で失速しているらしいが。。
安倍政権は、外務省大洋州課は、北米課は、旧日本統治領でもあった、そしてエノラ・ゲイが飛び立ったマリアナ諸島の現状を把握しているであろうか?