昨晩アボット首相が党首辞任に追い込まれた。
この急な展開のトリガーの一つが上記の太平洋島嶼国に関する移民大臣とのジョークだ。
マイクがオンになっている事を気づかず飛ばしたジョークが、まさか退陣につながるとは。。
ジョークは人種差別者のオーストラリア人らしい、どこでもいつでも聞くような内容だ。
移民相と首相が気候変動問題で冗談
2015年9月12日 日豪プレス
http://nichigopress.jp/ausnews/politics/107925/
気になるのはトニー、シンゾーと呼び合った日豪関係、特に防衛面だ。
そして太平洋海洋安全保障を40年近く展開してきた豪州が気にしている財団のミクロネシア海上保安事業への影響である。
アボット豪首相辞任、日本政府に戸惑い
2015/9/15 0:47日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM14HCH_U5A910C1FF8000/
ビショップ外相が副首相に就任した事は心強い。
当方の感触では豪州外務省が日豪関係、特に防衛関係を強化しようという動きを見せているからである。即ち豪州の外交政策は今まで通りか、さらに強化されるのではないか、と期待するが、今後数週間で様子がわかってくるであろう。