やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

中国政府サモアに海洋研究キャンパスを支援

サモアと中国の国交40周年を記念し、中国政府がサモアの国立大学に33ミリオンタラ、約15億円の「 School of Maritime Training & Marine Research Campus 」を創設したとのニュース。

"China & Samoa celebrate 40 years with the opening of the $33m Maritime Research Campus"

BY Lagi Keresoma, Talamua, APIA, SAMOA: MONDAY 09 NOVEMBER 2015

http://www.talamua.com/china-samoa-celebrate-40-years-with-the-opening-of-the-33m-maritime-research-campus/

サモア人の船乗り育成と共に海洋研究にも取り組む予定。

一時は、サモアの教会による反対運動もあったようである。

サモアと言えば天安門事件を思い出す。

1989年の天安門事件後、世界が中国を非難する中で、サモア政府は一人中国まででかけ支持を示した。その見返りに国会議事堂を建ててもらっている。

天安門事件後に中国の太平洋島嶼国支援は加速しているように見える事は下記に書いた。

「天安門事件と太平洋島嶼国の関係」

そしてサモアと中国の関係を強化したのが、現Tuilaepa首相を1988年に北京に連れて行ったのが、笹川平和財団なのだ。1998年から首相続投の長期政権である。

この海洋研究所が設置されたサモア国立大学には笹川太平洋島嶼基金も過去に助成している。

2000年から2002年の3カ年「太平洋島嶼地域の社会科学・歴史教育開発」合計8,791,067円の助成をしている。