久しぶりのフランスのニュースである。
太平洋で、海洋問題といえば、広大なEEZを領有するフランスは無視できない。
フランスの領海+EEZは11 035 000㎢。アメリカに次ぐ世界第2位の広さ。
ヨーロッパにあるフランスが領有する領海+EEZは334 604㎢のみ。
フランスが有する領海+EEZの97%が海外領に帰属する。
その海外領がある太平洋の仏領。領海+EEZは合計で718万㎢。
全体の65%に及ぶ。
・ワリス・フツナ(EEZ: 26万㎢)
・クリッパートン島(43万㎢)
そのフランス政府が、11月26日に第4回フランスオセアニアサミットを開催した。
下記に議事録がある。
議案はCOP21と持続可能な開発である。
持続可能な開発には海洋問題も大きく取り上げられている。
漁業資源管理、海水の酸性化問題、海洋と気候変動、大陸棚の管理開発等々、だ。
Declaration of the Fourth France-Oceania Summit
関連して興味深いニュースがあった。
これら太平洋の仏領は常に独立問題がくすぶっている。
広大な海洋資源は誰のものか?という議論もあるようだ。
矢内原が英語になっていれば、今の世の中に大分役に立つのに残念だ。。
Rare earths deposits prompt debate in French Polynesia
Radio New Zealand International, 24 November 2015