やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

日台協力でパラオの水不足支援を

パラオは、実はディカプリオどころではなかった。

雨が降らず、水道が日に2回しか使用できない状況が、ここ数日は1回になってしまった。

下記のニュースによると日本政府と台湾に支援を求めているという。

日本大使館は支援要請を受け取り詳細を検討しているようだ。

Apr. 04, 2016

"Drought-hit Palau could dry up totally this month"

http://www.dailystar.com.lb/News/World/2016/Apr-04/345566-drought-hit-palau-could-dry-up-totally-this-month.ashx

(日本語のニュースもありました)

太平洋の島国パラオ、完全断水の危機 日本と台湾に支援要請

http://www.afpbb.com/articles/-/3082890

人口2万弱のパラオ共和国

本来は自由連合協定を締結する米国が面倒を見るべきだが、何もやっていないに等しいし、やる気がない。日本に返したいと言っているくらいだ。

電気は日本の支援でやっと需要を超える量を供給できるようになった。

水はまだのようだ。

下水は?

交通網は?

通信は?

後藤新平が、新渡戸稲造が嘆く状態である。

日台恊働のパラオ支援、期待したい。