やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ソマレ閣下80歳を迎え引退宣言

パプアニューギニアの国父、マイケル•ソマレ閣下が4月9日に80歳の誕生日を迎えた。

盛大な祝賀行事がウェワックで行われ、ソマレ閣下は正式に政治から引退する事を宣言された。

 

ソマレ閣下の政治キャリアは1968年に始まる。

その数年後に笹川良一氏とウェワック出会った事はパプアニューギニアの独立を大きく左右する事になった。ソマレ閣下の自伝に詳しい。

なにせ、パプアニューギニアの資源を狙っていた世界の指導者達は、つまり普段は良い顔をしていた人々は誰一人として、ソマレ閣下の独立を目指す選挙支援要請に応えなかったのだ。

応えたのは笹川良一、唯一人。それもバスとトラックを送っただけなのだが、選挙で足がなければどうにもならないから、その威力は想像以上だったようだ。

 

900前後の言語、民族からなるパプアニューギニアを国家として50年近く引っ張って来たのである。

ソマレ閣下への批判も多く耳にするが、誰にでもできる事ではない。

 

Sir Michael's final words

BY: spokiton

April 10, 2016

http://www.looppng.com/content/sir-michaels-final-words

 

Sir Michael declares retirement

BY: jwaeda

April 10, 2016

http://www.looppng.com/content/sir-michael-declares-retirement