今年11月1日に選挙を迎えるパラオ大統領選。
2期目の立候補を表明したレメンゲサウ大統領、2001年から2004年まで副大統領を務めたサンドラ・ピエラントッチ女史、スランゲル・ウィップス・ジュニア上院議員、3名の争いだったところに、昨日のニュースで、アントニオ・ベルズ現副大統領兼法務長官の出馬が今日表明される、との事である。
スランゲル、サンドラ、アントニオ、3名とも反レメンゲサウである。
スランゲル氏はレ大統領の妹の嫁ぎ先で、前回の大統領再選はスランゲルファミリーに依るところが大きい。その際レ大統領は2期目は出ずスランゲルに譲る紳士協定をしたがこれを破った。仁義に反したのだ。
サンドラ女史は、漁業会社も経営するビジネスリーダー。レ大統領の過剰な海洋保護区案には反対の立場である。
アントニオ氏は、レ大統領が傭った米国テキサス州の悪徳司法長官に起訴され(個人の銀行口座を調査したという理由で)たが、起訴の理由にはならないとの事で棄却。逆にアントニオ大臣が司法長官を訴えている。レ大統領とテキサス州の悪徳司法長官がつるんでいなければいいのだが(やっているとすればマネロン?)、もしそうであればアントニオ副大臣兼法務長官の立候補は、レ大統領にとってかなり痛い話ではなかろうか?
参考
再び、パラオ テキサス - やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa
以上、メディアと噂話し等々をまとめました。
島の選挙は、手で触れる事も、手を差し出す事もタブー。ましてや手を加える事は命取り。
stay away... パラオの長老達からの伝言です。