パラオ大統領選の予備選で、選挙管理委員会の委員が全員いなくなったり、選挙日を遅らせる要請が大統領府から司法に出されたり、混沌としているパラオがさらにChaoticになっていた。
その理由がウェッブに掲載されている。
本来しかるべき場所、時間、で開票されるべき投票箱が、選挙委員事務所で勝手に開けられ整理されたのだそうだ。
この情報がすぐに市民に共有され、市民何人かが現場に踏み込んだらしい。過激だ。
(追記:ここが大事なので追記したい。選挙事務所の中にこの様子を見ておかしい、不公正だ、と思いリークした人がいるのであろう。パラオ社会にはアンナ・ハーレントのいうアイヒマンばかりではない、という事だ。)
その時の状況報告がされている。
The Wounding of Democracy, That fateful day at the PEC office
October 10, 2016
https://palaumatters.wordpress.com/2016/10/10/the-wounding-of-democracy/
こも件、メディアも報道しない、政府も公に取り上げない。霧に包まれたままだったが先ほど実態が見えた。きっとこのまま放置されるのであろう。
そしてパラオの闇の奥がまた深くなる。
こういう「国家」の法執行を支援するのである。