やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

太平洋気候変動センター ODA支援事業

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 日本のODAで建設されるサモアの太平洋気候変動センター

気候変動、あまり関心がない。

科学的に証明されたのだろうか? 海洋問題と並んで、気候変動でも、太平洋島嶼国は国際会議のスターの座にある。 海面上昇による被害者、小国が世界を動かす!ーという事だと思う。

さて、当方のネガティブな意見と裏腹に、モロッコで行われている気候変動会議でSNSはにぎわっている。 太平洋島嶼国への日本の貢献が今ひとつ見えてこない?  太平洋海洋政策センターも提案された、と言う。

下記のSPREPのニュースによると日本政府は、サモアに太平洋気候変動センター設置支援を締結したばかりである。2017年着工。もっと宣伝した方がいいのではないか?

The Pacific Climate Change Centre, the regional hub for inclusive collaboration 17 October 2016

https://www.sprep.org/climate-change/the-pacific-climate-change-centre-the-regional-hub-for-inclusive-collaboration

箱ものだけでなく、政策、事業と幅広く日本の貢献がされ、人的ネットワークも強化される事を期待する。サモアは日本の矢崎工業が撤退を決めたばかりだ。

サモアはツゥイラエパ・サイレレ閣下の長期政権。(下記の写真の上の方が1988年のお姿です。)

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