サイパンの闇、については以前も書いた。
サイパンの闇の奥
https://yashinominews.hatenablog.com/entry/2015/06/11/070622
サイパンの闇の奥ーその2
https://yashinominews.hatenablog.com/entry/2015/07/31/085414
11月14日の日付で、トランプ、FBIの名前を出したニュースが出回っている。
Big Money, Big Questions at Trump Protege's Remote Casino
Far-flung gambling operation advised by former FBI and CIA chiefs posts huge revenues—and its flows of cash have drawn the attention of the U.S. Treasury.
November 14, 2016
カジノの犯罪は、太平洋の至る所にゴロゴロしている。今回ニュースになった事自体がニュースであると思う。
大統領選直後のトランプとFBI, CIAたたきのようにも見える。
しかし、記事を読むと犯罪に関係している人物は以前トランプ氏が経営するカジノにいた、というだけでトランプ氏とサイパンは関係ない。
FBI, CIA元幹部がこのサイパンのカジノに関係している、というのは興味深い。日本のパチンコ屋さんに警察元幹部が天下っている、という話と同じであろうか?
気になるのはこのカジノ設立背景だ。賭け金の大きさだ。
中国人が経営するサイパンの自然食品店。年間1億円程度の売り上げだったのが、ある日30億円のカジノライセンスを入手した。
そのカジノ。現場では建設労働者が5ドル、10ドルと賭ける程度なのに、半年で1兆3千億円が賭けられ、4千億円の利益があった、という。
”Four analysts who focus on Macau’s gaming industry and have examined Imperial Pacific’s figures said they can’t understand how it could report VIP bets totaling HK$105 billion ($13.5 billion) and revenue of HK$3.8 billion in the first half of the year.” 上記の記事より。
この背景には中国習主席のマカオでの汚職摘発がある。マカオから逃れてきたお金ではないか?そしてマネーロンダリングではないか?とのこと。
このカジノには米国の元州知事たち(ペンシルバニア州Ed Rendell氏、ニューヨークのDavid Paterson, ミシシッピー州Haley Barbour氏) も関係しているのだ。顧問料が月50万円。殆ど何もしていない様子。
大きなお金が動くサイパンの町では水道の整備もされていない、という事だ。
どこかで聞いた話である。
そうパラオ。日本が支援するまで放っておかれたのである。