やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ロスアンゼルスを訪ねて- 日米の和解

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何年か前に京都から友人に送った和紙が、立派にフレーミングされ壁に飾ってあった。
フレーミングでこんなに変わるものなのか?家にある和紙は画鋲で壁に貼ってあるがイメージが全く違う。
戦後、多分戦中も、さまざまな和解が日米で行われていたのではないだろうか?
友人が、タヒチのクルーズに参加することを決めたのはキャビンメイトが日本人(私の事)と知ったからだそうだ。 収容所から出て来た日本人の家族を友人の家族がしばらく面倒を見ていた過去があり、日本人に対して良いイメージを持っていたそうだ。
ロスアンゼルスに住んでいた日本人は全ての財産を没収され、収容所から出て来たときは何も持っていなかったのだそうである。 一体どんな苦労であったのだろう。その人たちの子孫はいまどこでどうしているのであろう? 自分がこうして米国に20年来の友人を持ち、家族づきあいしているのも和解の片鱗なのかもしれない。