やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

琉球大学大城学長の抱負

琉球大学の大城肇学長の再選ニュースをこのブログで取り上げたところ、ご本人から連絡をいただき、下記の「年頭の挨拶2017」の文章をご案内いただいた。

 

年頭の挨拶2017

http://www.u-ryukyu.ac.jp/info/NewYearGreetings2017010401/

 

大城先生が学長になられたのが平成25年。あれから4年あっという間だった。

今までの達成された事が書かれているが、すごい改革だと思う。

再選後の任期は2年しかないのだろうか。

2年という期間でこの4年間に積み上げたものの上にさらに改革加速されるのだろう。またその事を望む。

大城先生と初めておあいしたのは、先生の出身地鳩間島である。私が企画運営した「やしの実大学」に御参加いただいた。

琉球大学は象牙の塔と揶揄され、沖縄の離島を向いていなかったのだ。

離島に関心を持つ大城先生に「先生、琉大の学長になってください。」と半分冗談で言った事をまだ覚えている。なので本当に学長になられた時は驚いた。

 

大城学長の上記文章で気になったのが、琉大が米領時代にLand Grant Universityとして設立された事である。1950年。沖縄は米国だったのだ。

日本に留学した、という沖縄の知識人の方達にお会いした事がある。

沖縄が結ぶ日米関係は複雑だが、人材育成、教育、研究、そして地域開発等の視点からは前向き協力が望めるのではないか?