やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

小田原外務大臣政務官(総理特使)のパラオ共和国訪問

 

f:id:yashinominews:20210818115555j:plain

小田原外務大臣政務官(総理特使)による旧海軍墓地献花。外務省ウェッブより

 

パラオ大統領就任式、日本でニュースになっていないかな?と検索したところ、小田原外務大臣政務官(総理特使)が訪問していた事が下記の外務省にウェッブある。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/a_o/ocn/pw/page22_002760.html

小田原外務大臣政務官から漁業分野や遺骨収集帰還事業への継続的な協力を要請、とある。 就任式の中で,天皇陛下から大統領への御祝電及び安倍総理から大統領への親書が送られたことが披露、とある。 そして、「小田原政務官は,旧日本海軍士官や下士官,開拓,漁業に従事した邦人の方々の慰霊碑や墓碑が建てられている旧海軍墓地において献花を行いました」とある。

「旧日本海軍士官や下士官,開拓,漁業に従事した邦人の方々」というのは日本の植民の歴史である。今までも政府要人がパラオを訪問しているが、このような標記はなかったような気がする。それとも私が日本の植民政策を学ぶ中で敏感になっているのか?

日本の南洋統治は良くも悪くも事実なのだ。そこに目を向ける事は重要だ。