やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

中国軍艦、バヌアツを訪問

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今年、バヌアツ共和国と外交樹立35周年を迎える中国の軍艦がお祝いにかけつけるとの記事をみかけたが、上記の江凱型フリゲート2隻が6月24日、バヌアツに入港したとのニュースである。

 

PM, officials and local Chinese community welcome officers and crew

By Dan McGarry

http://www.pireport.org/articles/2017/06/26/two-chinese-navy-vessels-visit-vanuatu

 

首相、副首相が歓迎し、夜には船上で歓迎会があるという。

タックスヘイブンの国として誕生したバヌアツには、既にここ10年近く中国からの資金が流れ、政治にも大きな影響を与えている。豪州、フランス、そしてニュージーランドの裏庭でもあるので、これら3カ国がどのように分析しているか、見ておく必要もあるであろう。

どこかの国は、100メーター級の取締船をパラオに派遣し、次から次へ違法操業を発見するだけでなく、人命救助までして感謝されているのに、一切広報しない方針だというから、もう、太平洋は中国に任せるしかないでしょうねえ。(嫌味、皮肉)

 

こちらのローウィのサイトには写真が何点かあります。

https://www.lowyinstitute.org/the-interpreter/chinese-navy-vanuatu

 

中国国防省のウェッブにも写真が多く掲載されている。

25th Chinese naval escort taskforceの一環でバヌアツを訪問。

http://eng.mod.gov.cn/focus/2017-06/26/content_4783743.htm