やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

島嶼議連の要請に歓喜するであろうハリス司令官

先般、麻生財務大臣と岸田外務大臣に提出された島嶼議連からの要請内容に歓喜したのは私だけでななかった。

太平洋軍のハリス司令官がたこの要請内容を「もし知れば」私以上に歓喜するであろう。

 

米国政府が10年に渡ってペンディングにしている、パラオへの支援金約130億円を国防省の予算から削って出す、というニュースを以前取り上げた。

 

 なんと、パラオの戦略的重要性を予算委員会で強調していたのはハリス司令官であったのである。

 

ハリス司令官のコメント

”I strongly urge Congress to pass legislation to approve and implement the 2010 Palau Compact Review Agreement at the earliest opportunity. The passage of this legislation will have a significant impact on our defense relationship with Palau, and will provide a measurable advantage in our strategic posture in the Western Pacific.”

 

 

‘Indispensable’ Palau Deal At Risk; Will China Get Access?

By COLIN CLARK June 27, 2017 から

http://breakingdefense.com/2017/06/indispensable-palau-deal-at-risk-will-china-get-access/

 

 

パラオの支援を強調していたのはハリス司令官だった!

日本は米国同様、いやそれ以上に日本の安保とパラオの安保(広義の。子供達の麻薬汚染も含め)が直結しているはずだ。

日本パラオ友好協定、もしくは海洋安全保障協定、なんでもいいから早く締結すべし。

米国もパラオも歓迎するはずです。