『21世紀の国際法と海洋法の課題』著者 松井芳郎・富岡仁・坂元茂樹・薬師寺公夫・桐山孝信・西村智朗編。2016年。東信堂。
http://www.toshindo-pub.com/book/21世紀の国際法と海洋法の課題/
ニウエの海洋保護区、そしてトランプ政権のメガ海洋保護区見直しの動きを見ながら、上記の本の海洋に関する章を読んだ。
「第Ⅲ部海洋法の現代的展開」に下記のNGO、メガ海洋保護区に関する2つの論文が掲載されている。
第 10 章 海洋生物資源の環境問題化…………………………… 都留 康子
―NGOは国際交渉にどこまで関与できるのか?―
第 11 章 北西ハワイ諸島における海洋保護区の系譜……………………………加々美康彦
―海洋法条約第 121 条の解釈と実際―
どちらもNGO、メガ海洋保護区のネガティブな面はほぼ触れられていない。
このブログでは、当方の現場での経験を主に書いているため、NGOもメガ海洋保護区も相当ネガティブな事しか書いていない。正直、違和感を感じた。
両論文は海洋法を巡るNGOと海洋保護区の議論を知るのに有益な論文であると共に、お二人の論文は今後ともフォローしていきたい。