やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

評論家・江崎道朗氏との出会い

評論家・江崎道朗氏の著書をこのブログで紹介していたら、FBFの方から、江崎氏とどのような接点があるのですか?と聞かれた。

他の研究会や会議の席でも江崎氏との関係を聞かれたことがある。

全てこのブログのおかげなのだ。

このブログ開設をほぼ強制的に勧めていただき、その後も「読んでるぞ、毎日書け。」と応援してくださっている日本財団・笹川会長(ご家族からは暴走老人と呼ばれているらしい)に改めてお礼を言わなければならない。

確か江崎氏がサイパンの事をFBで紹介され、そこに私が反論したか、追加情報をコメントしたのが最初だったと記憶する。すなわちサイパンの「闇の奥」カジノやマネロンの話を提供したのだ。

その後、日本財団笹川平和財団が進めるミクロネシア海上保安事業を立ち上げて、回してるだけでなく、水産庁まで動かしているのが当方である事に関心を持っていただいて、情報交換させていただいている。

普通のお兄さん、おじさん、お姉さん、おばさんは、「お前のいうことなんか信用できるか」と平気で私に言うのに、江崎氏は違った。

私の情報を信用してくれて、なおかつ仕事ができる事を高く評価してくれたのだ。

江崎氏以外に当方を高く評価してくれるのは笹川会長、稲村公望さん、渡邊昭夫先生、水産庁の宮原さん位である。

以前書いたが国交省や海保のおじさん、お兄さん達からは「女は黙ってろ!お前の言うことが聞けるか!」と失礼千万な態度を散々取られて来た。

そんな江崎さんに、私は恩がある。

私が、正論に記事を書いたり、議連で講演するきっかけを作ってくれたのが江崎氏なのである。

江崎さんにお礼がしたい、と二度ほど伝えたことがある。その時

「僕にお礼がしたいんだったら、この事業を成功させてください。」

と返事をいただいた。この事業とはインド太平洋戦略だ。

インド太平洋戦略は今、トランプ大統領まで、すなわち米国も本腰になって、私の役割はもうなさそうな気もする。

が、誰もオーストロネシア語族との関係をまだ語っていない。

来年の島サミットに向けて諦めずに頑張ろう。