中国の第二列島線上にあるヤップで何が行われているか。
この英文記事は読むのに10分はかかるけど、現場の様子を知る格好の記事。
Chinese target Yap fish with some local help
March 1, 2018
https://www.pacificnote.com/single-post/2018/03/01/Chinese-target-Yap-fish-with-some-local-help
和文
https://www.newshonyaku.com/micronesia/20180304
これが米国の手抜き自由連合の結果だ。(戦略オバカはニュージーランドの専売特許ではない)
これが太平洋島嶼国が法治国家でない現実だ。
そしてこれが、日本国内で漁獲制限を超えた事に対する罰金や操業中止がいかに愚行かがわかる実例である。
早い話、ヤップのビジネスマンと伝統的首長が目の前のお金に目が眩んで、法執行も(そもそもまともな法律がない)、監視も、何もないなかで、中国と1枚の怪しい漁業契約をした。
中国漁船はやり放題、という話である。
長いレポートをまとめると、、
地元の自動車輸入会社がなんの権限を持ってか、中国とヤップの離島ウリシ環礁の中の一つの島と漁業協定を締結。
しかし中国漁船が漁獲を大きく超えて魚をとっている事が報告された、ヤップ州のcouncilが操業を禁止しても無視して操業している、という話。
これはたまたま記事になっただけ。
太平洋の(見捨てられた)離島で山のように行われている操業であろう。(そもそも法律があるのか。よって違法操業と読んで善いのかかどうか。)
地元のカセレリアという新聞は何も書かない。
書くと脅かされたり、最悪殺されるのだ。地元の政治家に。
記者のJoyce McClureというグアム在住の米国人女性がいる間は、ミクロネシア連邦の闇の奥が暴き出されるであろう。期待したい。