遠洋漁業が人身売買も含むあらゆる越境犯罪に関わっている事はこのブログで何度も述べてきた。
下記のガーディアンの記事がその一片を示している。
Hunt is on for 33 slave ships off coast of Papua New Guinea
パプアニューギニア沿岸で、奴隷による30隻近い密漁船の追跡がされた、とのニュース。
彼らは、インドネシア密漁船取締の結果、逃げたり放棄されたミャンマーからの労働者(人身売買された)で、現在インドネシアの東部離島にいる4千人近い人々ではないか、との推測も。
4,000 foreign fishermen stranded on remote Indonesian islands
法機関が犯罪組織と裏でつながっているかもしれない、インドネシアやタイではこのような密漁船は拿捕されないのかもしれない。偶々パプアニューギニア海域であったから拿捕されたのかもしれない。
そうであれば、先般のパラオやヤップの密漁船もこのタイの漁業犯罪組織とつながっているかもしれない。。
西太平洋には、日本のきちんと登録して入漁料を払って、VMSも付けているが、空き缶を捨てただけで拿捕される漁船ではなく、本当の密漁船が、数百と跋扈しているようだ。
しかも、運営はタイの犯罪シンジケートで、ミャンマー少数民族が人身売買され奴隷のように働かされ、それを取り締まるべきインドネシア、タイ法執行機関も一味かもしれない、という。
で、この記事はガーディアンだからかもしれないが、その魚を食べているのは英国人である、と。
漁業と人身売買、
漁業と奴隷問題、
漁業とタイの犯罪シンジケート、
漁業と途上国の法執行(その犯罪性)
漁業が抱える越境犯罪。少なくともパプアニューギニア政府や豪州政府では対応しきれないだろう。
日本が某かの貢献をするときだ。その点からも今年の島サミットの提案は時宜を得ていた。
後は実行である。