やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

違法操業監視は金のためか?海洋資源のためか?

これがヤップの違法操業。同じベトナム船がパラオでも徘徊している。 入漁料を払った日本漁船と違って、これらの船は登録もしていないし、お金もないし、ピストルやダイナマイトまで持っている。日本の水産庁と違って母国(ベトナム)知らん顔。 拿捕しても手に余ってしまう。 だから、お金があって、安全で、入漁料も払っていて、拿捕中も自己管理してくれて、しかも示談金を億単位で出す日本漁船ばかり狙われるのです。 豪州海軍、米国沿岸警備隊も同じ。知り合いがいるのであまり非難したくないが、彼ら、魚のこと知らないし、人数も片手程度。だからVMS持ってる日本漁船しか追っかけない。

Illegal Fishing in Yap State, FSM from stefan krause on Vimeo.