やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

日本財団幹部のセクハラ発言

財務省のセクハラ発言やらなんやらニュースが出ている。

私は安倍政権支持なのでこれが安倍叩きに利用されるのは反対だが、セクハラが指摘されるのは自分の経験を返り見ても良いことだと思う。

このブログは、日本財団会長の笹川陽平氏からの提案で立ち上げ、現在毎日2千件前後のアクセスがあり、メディアや研究者、色々な方が声をかけてくれる。

その一人が産経新聞の佐野慎輔記者であり、佐野氏の知り合いらしい元産経関係者で今は日本財団幹部の鳥居啓一氏である。

会いたいという事で数年前にお会いした。

会った途端に私に向かって

「まだいける。」

そして佐野氏に

「こいつは入山と寝てない。」

と言ったのだ。実はこの発言がトラウマになっている。色々な人に相談した。

その時の気持ちは、鳥居氏に対する怒り、軽蔑、そして哀れみ。

鳥居氏が会いたいと言われたので、私が会いたかったわけではない。

蹴飛ばして帰ろうかと思ったがグッと堪えた。鳥居さんは笹川会長のご意見番なのだそうだ。何かもっと重要な話があるのではないか?と思ったのだ。

ところが、さらにこの財団幹部だった入山氏が海外出張中に女性の部屋を訪ねどういう事をしたか詳細を話し出した。勿論不愉快極まる内容だ。

一体何のために私に会いたかったのであろう?

鳥居さんだけでなく笹川会長も私の事業を高く評価している、という話をその後控え気味に話された。結局コミュニケーション能力が欠落していて、先に下品な話で人を見下げておかないと本音が話せないご老人なのであろう。

財団幹部にはこのような男性が山ほどいて、女性陣もそれを受け入れていた文化がある。女性職員に相談した時そんな事で目くじらを立てるな、と諭された事がる。

しかし、最近のセクハラ問題で専門家や犠牲者と話をする機会が多くなり、財団幹部のこのような状況が異常であり、社会問題として見過ごされる事ではない、と最近強く思うようになった。

特に日本財団は弱者救済の世界的指導者にある立場だ。