やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

「ネコノミクス宣言」読書メモ

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元山口組系組織の幹部、猫組長のツイッターをフォローしたのは、パラオ柔道キッズの柔道着支援をしていただいた高須克弥院長がフォローされていたからだった。

 

「ヤクザ」 ー 2つの知りたい事があった。

まずは田岡組長と飲み友達だったという笹川良一さん。笹川平和財団の看板で仕事をする際は笹川とヤクザの関係を外国人からよく質問されたので、実際はどうなのか知りたかったのだ。猫組長からは丁寧な回答をいただいた。任侠道を基本とした一家。血の繋がりがない、世の中から逸れた人達の集まり。

悪が組織化されている状態、一種の秩序ではないか。ギャンブル、麻薬も同じだ。禁止すれば地下に潜り込んでもっと酷い状態になる可能性がある。

 

もう一つ猫組長にお伺いしたかったのがマネロン。

マネロン=太平洋島嶼国 と断言してもいいくらい、マネロンは太平洋島嶼国理解に重要なのだ。しかしその情報は断片的にしか得られない。

最近のゴーン氏の逮捕で猫組長のツイッターが他の誰より光を発している。

猫組長「一人30万でマネロン教えようかな」

とあったので30万円は払えませんが教えてほしいとRTしたらお返事があった。

「公益性があるなら」

安倍政権に太平洋島嶼国が越境犯罪の楽園で便宜置籍船等で北朝鮮を支援していることを伝えたのは私である。その事を猫組長にお伝えしたが回答はない。それで「ネコノミクス宣言」を手に取った。

この本には太平洋島嶼国の「た」の字も出てこないのだが、まさに太平洋島嶼国の事が書かれている。マネロンだけではない。麻薬、人身売買、ヤクザとビリオネラー達。そしてここにパラオのレメンゲサウ大統領のような国家指導者が間接的に関わっているのだ。

楽園小島嶼国の闇がこの本には書かれている。私が笹川陽平さんから嘘つき呼ばわりされた情報である。