日本外交、 ハワイが重要。
思い出したのが外務官僚の石川薫さん(元大使)。
橋下政権で1997年に島サミットを始めた方だ。島サミットはプルトニウム輸送に反対の声をあげていた太平洋島嶼国対策として始まった。2011年まではある意味電事連の事業だったのである。
初回島サミットの目玉事業がUSPNet。日NZ豪の協調案件としてODA事業となった。仕掛けたのは私だ。1991年から仕掛けは開始した。これも始まりはハワイだ。ー PEACESATという。 冷戦下での衛星開発の落とし子のような事業である。軍事開発が福祉教育につながる典型的なケースだ。
石川さんはこれをきっかけに情報通信に関心を持たれたのだが私に「ハワイなんか重要じゃない」と言っていた。 江崎さんの言うようにハワイが理解できなければ情報通信は、即ち太平洋の安全保障は理解できないはずなのだ。
日本の安全保障を後退させた外務官僚の一人であろう。
<追記>ハワイを中心とした米国の情報通信政策、安全保障を知りたい人は、早川博士の博論が公開されていますのでどうぞ。今日の時点でロシアから540回、米国からは311回、なぜかルクセンブルグから43回もダウンロードされています。