やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

シュタインの王室論(宿題リスト)

福沢諭吉の『帝室論』とシュタインの『王権論』は同じではないか、と江崎さんの本を読んで思って、関係資料を手元に集めたが、2週間以上の体調不良で読書、勉強計画がすっかり遅れてしまい、一度資料を図書館に返すこととした。

後で読むために、資料のタイトルだけメモしておきたい。

 

森田勉著『ローレンツ・シュタイン研究』ここの12章に「王権論」13章に「社会改革の主体論の問題性とローレンツ・シュタインの「社会王権論」が収められている。

 

頭山統一編 福沢諭吉著『日本皇室論』

編者はあの頭山満のお孫さんだ。福沢の皇室論は短い文書ではあるが古い文体で読みづらく脱落。小泉信三が『ジョオジ五世伝と帝室論』というのを書いているのでそれを読んで見たい。下記の論文はその小泉の本を議論したもの。ウェブでアクセスできる。

瀬畑源 小泉信三の象徴天皇論 : 『帝室論』と『ジョオジ五世伝 』を中心として 一橋社会科学, 2: 43-67

 

國學院大學日本文化研究所編 近代日本法制史資料18巻 東京大学出版会
18巻はシュタインの兵制學、帝室家憲意見、日本皇帝陛下に奉つる建言書、東武亜細亜領事裁判論、日本帝国及其法制沿革、須多因氏講義(明治天皇への講義)、起草帝室家憲
が納められれいるもののこれも古い文体で私には手強い。