やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

第一次世界大戦に日本は割って入ったのか?

 
 京大の奈良岡教授が「第一次世界大戦に日本は割って入った」と主張され未だにショックを受けている。私の第一次世界大戦の理解は平間洋一先生の論文の依拠している。
なかなか難しく、複雑な議論だが「割って入った」と一言では片付けられないような気がしている。
 この平間論文を簡単にまとめたサイトを見つけた。誰が書いているのかわからないが第一次世界大戦に日本は割って入ったのか、その議論を知るきっかけにはなるだろう。結構みなさん、特に知ったかぶりのおじさん、お兄さんは知らないのだ、この第一次世界大戦の詳細。
私「山屋他人が関与してますからねえ」
シッタカおじさん「え?だれ?」
私「だれって、皇后陛下の。。」
 
 2014年5月発行『東大戦史研会報第57号(特集:第一次世界大戦)』に掲載されているという。
 日本の南洋統治が人種差別撤廃条項への批判その他、日米豪英の間に決定的な亀裂を招いたのだ。今またこの4カ国がインド太平洋で軍事、海洋協力しようとしている時、この日本の第一次参戦の詳細を理解することは重要だと思う。奈良岡先生の論文はまだ読んでいない。。