やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

何もしていないバヌアツの日本大使館

バヌアツの首相選びがニューヨークタイムスの記事になること事態がニュースだ。それだけ太平洋島嶼国の事が米国では重要になってきたと言う事であろう。
コロナと大型サイクロン真っ最中の首相選出。とにかくこれで災害対応は進むであろう、とのこと。
知人のレゲンバヌ元外相は21対31の票差で負けてしまった。レゲンバヌは2010年にLand and Jutice 党を設立し、7議席ある。この首相選の背景を一切追っていなかったので争点がどこかわからない。
首相に選ばれたタンナ島出身のBob Loughmanはバヌアツでもっとも古いバヌアク党の所属、
14名の国会議員を牢屋に送った前政権で教育大臣をしている。問題視されているパスポート販売にも深く関与している。
 カジノ推進派でもある。しかもブータン、ラオス、カンボジア、タイを昨年訪問。これ三合会ですね。
 

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ところで日本大使館がバヌアツに開設されたはずだが、何もしていないではないか?大洋州課の担当者と会ったが何も知らないのは直ぐにわかった。幾らでも協力すると言ってあるが、私のところに照会があるのは米国国務省、国防省だけだ。日本政府大丈夫だろうか?