やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ソロモン諸島暴動(21)不信任案否決後の反応

ソガヴァレ首相に突きつけられた不信任案が否決され、マライタ州のスイダニ知事始め各種反応が気になるところ。いくつかピックアップしました。

 

Suidani accuses PM for trying to put criminal tag on Malaitans - Solomon Star News

スイダニ知事は、マナセ・ソガヴァレ首相が、マライタ州首相がアウキの自宅に犯罪者をかくまっていると非難していることに反論。

スイダニ知事は、開発に関する話し合いをするために彼の住居を訪れたマライタ人を犯罪者と証明する判決はないと述べました。

 

Suidani says MARA stand for Malaita issues not Taiwan - Solomon Star News

台湾はソロモン諸島に多くの資金を提供しており、それを有効に活用すれば、ソロモン諸島がまだ台湾との関係を持っていた過去36年間にある程度の発展を遂げることができたはずだ。

スイダニ知事は、お金は問題ではなく、リーダーシップこそが国の真の問題であると考えています。

 

Suidani makes 180 turn for ‘statehood’ - Solomon Star News

マライタのダニエル・スイダニ知事は、2年前に連邦政府制度を否定した唯一の州政府の首長であるが、180度方向転換して州政府の導入を呼びかけている。

スイダニ知事は、昨日本紙が掲載した記事の中で、西部とテモツの2つの州が州政府を要求したことを受けて、州政府への支持を表明。

 

PM: Effecting the process of Federal Constitution - Solomon Star News

首相は、意味のある地方分権とその実現に向けたプロセスは今だと述べた。

「責任ある政府として、我々は連邦憲法を議会に提出する必要があります。その過程では、国民の統治への参加が確保されなければなりません」とソガヴァレ首相は強調しました。

 

Chinese funding are grants not loans, says Philip - Solomon Star News

ダニー・フィリップ元首相は、スポーツゲームへの資金提供は、中華人民共和国がグラント資金から資金提供することにすでに合意した他の分野の一部に過ぎないと述べました。

これらの分野には、国立紹介病院のアップグレード、アッパー・ルンガ・リバーで建設中の大規模な水の再循環システムの建設、ソロモン諸島国立大学(SINU)の施設のアップグレードなどが含まれます。

フィリップ氏は議会で、政府はマライタ州政府との対話に前向きであると述べ、マライタの人々に開発のために土地を開放するよう訴えました。