やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

戦前ソロモン諸島にいた20人の日本人

英米豪もやってこなかったソロモン諸島への継続的な支援を日本だけがしていた背景を探っています。

ミクロネシアは日本統治領で、島の人口より多い日本人(主に沖縄人)が植民したが、その他独領、その後豪州の委任統治領となったパプアニューギニアには、小嶺磯吉がラバウルを開発していたこともあり、多くの日本人が経済活動を行なっていました。仏領ニューカレドニアも総計5千人の移民が。彼らがニューカレドニアの農業、漁業を開拓したのです。タヒチにも500人以上が。。

ソロモン諸島には20名というデータがありました。

 

石川 友紀 オセアニアにおける日本人移民の歴史と実態--ニューカレドニア移民を中心に

https://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/lcs/kiyou/pdf_20-1/RitsIILCS_20.1pp83-92ISHIKAWA.pdf

 

外務省調査部発行の「昭和十年在外本邦人調査報告」からのデータです。

ただし、ソロモン諸島の詳細に タラセア、キエタ、ツラギ とありますが、タラセアは西ニューブリテン、キエタはブーゲンヴィルなので、正確ではありません。ツラギはソロモン諸島です。ツラギで日本人は何をしていたのでしょう?どこかに記録はないでしょうか?