日本とソロモン諸島の歴史を調べている中で、ソロモン諸島独立前年1977年に、初代首相となったPeter Kenilorea閣下が来日し、福田総理に会っているというウェブを見つけた。
しかし情報が一つのサイトにしかないので、Kenilorea閣下のご子息にSNSで照会したところ、自伝 "Tell It As It Is: Autobiography of Rt. Hon. Sir Peter Kenilorea, KBE, PC, Solomon Islands' First Prime Minister" にあるかもしれない、日本は重要な貿易国だったしこれかも関係を強化したいというお返事がいただけた。
しかしこの本、1万円する。高いので図書館で読んできたらあった!
1977年、国父Peter Kenilorea閣下は福田総理に会っていた。しかし写真のキャプションが間違っているのだ。どうみても福田総理なのに田中角栄、と書いてある。田中総理の在任期間は1972年から1974年である。
文中に面談の詳細はなかった。写真は日本政府提供とあるので、日本に資料があるかもしれない。日本に関係のある記述は戦争の箇所と大洋漁業の活動だ。大洋漁業は英国領だったソロモン諸島と漁業協定を1971年に締結している。1971年といえばUNCLOSIIIが国連で議論され始めた年である。そして中国が国連に参加した年であもる。