2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧
安倍首相のフィリピン訪問。 以前より協議されていた海上巡視船の供与が7月27日発表された。 10隻をフィリピンの沿岸警備隊に円借款で供与。 本件、外務省のODA担当局から昨年照会があったので、詳細を知る立場となり、関心があった。 「第2回日・フィリ…
ASPIのベルギン博士とベイトマン博士がまたレポートを出した。 "Terms of engagement: Australia’s regional defense diplomacy" http://www.aspi.org.au/publications/publication_details.aspx?ContentID=365&pubtype=5 太平洋島嶼の事だけでなく、東南ア…
山形浩生さんの密かなファンである。 内緒だけれど(この方敵が多そうなので)山形浩生さんなしでは経済の話に入れなかった、と思う。感謝。 さて、海洋安全保障のお仕事をする上で、「海賊」というのは一つのキーワードのようだ。 前のブログに国家の略奪行…
このYou Tubeが面白すぎるので、とりあえずアップしておきます。 海洋空間とサイバー空間をつなぐもの。「海賊」だったのね。 『海賊の経済学 ―見えざるフックの秘密 』 ピーター・T・リーソン著、 山形 浩生訳、も面白かったのでこのブログに書きたい。今…
笹川会長がブログでお薦めしていた安倍首相のスピーチ。 確かにエンカレッジングである。海洋安全保障には直接関係ないけれど、日本の経済力はそれを裏打ちするものだから、重要だ。 日本の経済規模は独英を足したより大きい。 日本の4.1%の経済成長率は一…
パラオのレメンゲサウ大統領が進める、全EEZ商業漁業禁止地区制定案。 課題の一つがその資金メカニズムである。 商業漁業を禁止すると、今まで得ていた年間約3億円の漁業権の収入がなくなる。 それに加え、法制度の整備、監視の強化等々、余計な資金が発生…
日本特殊論は避けて通るタイプであるが、やっぱり日本は特殊だ、と太平洋を渡り歩いて思う事が多い。 以前、トンガの民主化を支えた日本の皇室の事を書いた。 ジョージ・ツポウ5世(2) – 日本の皇室が支えたトンガの民主化 http://blog.canpan.info/yashi…
このブログにも何度か登場いただいているパラオのビリー・クアルテイ牧師。 文部大臣、大統領補佐官等々の要職に就かれ、独立後のパラオを支えてきた一人である。 いよいよ、レメンゲサウ政権の国務大臣に任命された。 議会の承認を待ってとなるが、反対する…
モナコ公国、アルベール二世。環境保護活動家として活躍している。 国家元首としては世界で唯一人、2006年には北極点に、2009年には南極点に到達。 モナコの事はよく知りませんが、人口36,000人、面積2.02 km2の地中海に面した小国。 アルベール二世、2010年…
昨日7月10日から13回ミクロネシア大統領サミットがパラオで開催されている。 日本財団、笹川平和財団が進める、ミクロネシア海上保安事業は2008年に開催されたこの大統領サミットが一つのキックオフであった。 下記のニュースによると昨日開催されたアジェ…