やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

蛍飛ぶ 白川そそぐ 太平洋

京都 東山に流れる白川。

蛍が舞い飛んでいるから早く来い、と友達からメールが来た。

数百匹の蛍。クリスマスツリーのようだ。飛ぶ蛍も手で簡単にとれる。

 

昔、数千匹、いや数万匹の蛍が光の玉になっているのをハドソン川の土手で見たことがある。京都の白川も毎年水質が改善されている、という。蛍も年々、その数が増えているそうだ。

 

目の前の小さな白川の流れが鴨川、桂川に合流し、淀川となって大阪湾に注ぎ、いつしか太平洋にそそぐ。蛍が住めるような川にする市井の人々の努力が、豊かな太平洋の海を守ることにつながる、ということか。

 

京都で光の玉を見る日もあるだろうか。