キリバスの海上行方不明者が漁船に助けられ無事だったのに、1ヶ月も通報して来ない、というニュースを見て思い出した。
「島モード」というか「島感覚」というか。時々着いて行けないと思う事がある。イヤ、着いて行こうと思わない方がいいのかもしれない。
フィジーの度重なるクーデター。一度インド系の首相始め国会議員を国会内に閉じ込めたクーデターがあった。
当時の大洋州課長がフィジーに出張し、その時の様子を教えてくれた。
国会の前では拘束されている国会内の議員スタッフのために豚の丸焼きが行われて、食料が運ばれていたそうである。クーデター首謀者は町中に出てぶらぶら散歩しているそうである。
これがクーデターなのか?! なぜ警察は首謀者を取り押さえないのだ?! 豪州政府関係者は怒りまくっていたらしい。勿論この課長さんも不信を越えて理解不可能の状況。
島はクーデター首謀者でもどんな犯罪者も友人だったり、親戚だったりして簡単に白黒つけられない社会構造があるのではないか、と予想している。
島の人々は、自分たちに責任が回らない様に外部の圧力をうまく利用する事にも長けている。利用されない様に、もしくはこちらの意向に添う様にわざと利用されるという離れ業も時に必要だ。
ともあれ、島の政治 ー island politicsには近づかない方が身のためではある。